京釜師
京都には、「京釜」という茶の湯には欠かせない
伝統的な釜作りの世界があります
今日の一品は、京釜師のお家の玄関の間で
お使いいただく夏用の麻のお座布団をご新調させて頂く
京町家のお客様を迎えられる玄関の間
お茶事の際に使われるお座布団は
二つに折ることもあるので
中わたはあまり厚くしませんが
今回は、サイズはお茶事にも使えるお茶席用の
小ぶりサイズですが
中わたはしっかり入れて座り心地重視の仕上げを
とのご要望で作成
生地は手織りの本麻の生地である生平(きびら)を使用
京の町家
季節のしつらえの一つでもあります。
大東寝具工業/大東利幸
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久し振りの更新になってしまいました
京都では只今、G8外相会議
これが終われば祇園祭の色が濃くなりますね
しつらえも夏模様です
畳の上には、近江ちぢみの麻のお座布団
使い込んだ、麻の夏座布団
くるっと二つに折って頭の下へ
小さい頃、プール帰りの昼下がり
よく、そうやって畳の上でごろんと昼寝したっけ
気持ち良いんです。
大東寝具工業/大東利幸
大東寝具工業のクッション座椅子/座・気まま
この座・気ままの中材の
発泡ビーズを作っていただいている
化成品メーカーさんで打合せ
積水化成で作られた原料である球状のペレットを発泡
天井の大きな収納スペースで乾燥させて
クッション座椅子の中材になります
座り心地を味わっていただきたい座椅子です。
大東寝具工業/大東利幸
麻の座布団カバー
最近では、一年中ご要望が絶えることがなくなってきた
麻素材の品々
お座布団用のカバーを仕立てています
中央のアクセント
四隅には、おだ巻きを付けます
奥に見えるは
俵屋さんの、これも麻のごろ寝枕
畳の上、御簾の下に見える庭
京町家の風景です。
大東寝具工業/大東利幸
京料理やまの様へお納めする
お座布団カバー&お座布団がほぼ完成
最近、料亭などのお座敷でも多くなった
少し高さのある座椅子用のお座布団です
両サイドに帯形状のパーツを加えて
座椅子上で、ずれないようしてあります
間もなく、お納めです。
大東寝具工業/大東利幸
京料理やまの様よりご依頼の
オンリーワンのお座布団カバーを作成
座椅子のお座布団がずれる
しっかりずれないように というご要望のため
細い紐ではなく
帯状のズレ防止仕様にしました
面ファスナーで簡単に取付けができます
勿論、お洗濯も可能
やまの様のお座敷の座椅子にぴったりと
セッティングして頂けます。
大東寝具工業/大東利幸
正座をし易くするためのお座布団
正座布団の形状と素材を吟味中
しっかり、安定感、強い、硬い、落着き、耐久
カチっとした、芯のある座り心地、、、
と
柔らかさ、癒す、優しさ、楽、抱ける、コンパクト、、
これら、なかには相反して
そして微妙な違いの表現に応えられる
モノづくりに悪戦苦闘しています
素材と素材を重ねたり、選び変えたりしながら
要望にお応えできたときを想いながら
試行錯誤の真っ最中です。
大東寝具工業/大東利幸
京都 岡重さんの代表的な鯛の柄で
京座布団をお仕立て
この鯛の柄は元々、男性用の羽裏(羽織の裏地)
岡重さん所蔵の羽裏コレクションの一つでもあります
そんな生地を使った京座布団
素材は正絹、つまりシルク
敢えて、白の羽二重を切り返しでハギ合わせ
おめでたい お座布団です。
大東寝具工業/大東利幸
いよいよ、春夏ものの受注を片付ける時期
今日のひと品は
本麻のお座布団カバー
こちらは、京都発のブランドで
全国の百貨店などの売り場に並ぶシリーズ
生地に合わせたカラーファスナーや
ピスネーム、洗濯絵表示などを付けて
縫いあがったばかりの状態です
次は、検品をしながら
表返しにして、必要なところをプレスしてたたみます
毎年、2月後半から麻素材を使ったものが増えます
一足早い季節ものです。
大東寝具工業/大東利幸