以前はこのような和布団という
わたの入った寝具が主流でした
コットン100%やコットンとポリエステルの混紡の
わたを中わたとして使用します
整形したシート状のわたを何層にも重ねて中わたとして
口の開いた、生地側にくるみ入れて仕立てます
生地と中わたがずれないように
何箇所かをとじ
四隅も隅房を施して
きっちり入ったわたがずれないようにします
今のお布団は、再生やリサイクルが出来ませんが
和布団は打ち直しをしてリフォームが出来ました
地域差がありますが、15年ほど前まで
町にあったお布団屋さんでは
この打ち直しが大きなビジネスの柱でした
打ち直しをされるお客様が少なくなると同時に
町のお布団屋さんも無くなっていきました
現在のお布団類は完全に使い捨てです
色々な素材が交じり合っているので
選別が難しくリサイクルや有効利用が困難な状況で
僕たちも燃料として炭にしてみたり色々とやってもみますが
実用化にはほど遠く、殆どが廃棄、焼却処分されます
これは作り手、売り手である
僕たちの一つの課題でもあります
そのような現在、一部の方に
昔ながらの和布団が見直されていることは
当然なのかも知れません。
大東寝具工業/大東利幸
製品開発日誌
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