その昔 カラーの 天然色の映画を 始めて見たとき 驚きと
その美しさに感動したもの 色付きて 素晴らしいと
整理をしていたら 古いアルバムが 出て来た
めくる事 数枚 懐かしい人 懐かしい建物 懐かしい風景
どれもが 白黒 懐かしい感動だけではなく 目が優しく感じる
今のテレビの画面 雑誌の写真 すべてが 本当の色 そのまま
でも なんだか疲れる シンプルではなく 原色 黄色に赤
みどりに桃色 すべてが 鮮やか
過ぎると言いたいけど ライトも輝度が高いのか
広げた 数枚の写真 心の中で 色を付ける 押し付けた目に飛び込んでくる
原色に近い色彩ではなく 優しいフィルムを重ねての映像
目を閉じて 頭に描こう 静かな 優しい 眠りは ひょっとして
白黒の写真から 始まるのかも
寝具研究家 大東 和子