生地から伝わる感覚
- 2020.12.18 (Fri)
こんにちは、大東寝具工業の宮田です。
日頃、生地を裁断している時間が多いのですが、一口に生地と言っても、数多くの種類があります。
その生地毎に、切り心地も少し異なっています。
tetra(テトラ)によく使われる帆布は、
色によって、生地の硬さが少し違います(黒が特に硬い!)ハサミで裁断するには、重ねて2枚が限界です。裁断機を使っても6枚ぐらいが限界。裁断機さまさまです(笑)
次にシェニール、こちらもtetra(テトラ)の生地です。
生地が柔らかく、表面は少し凹凸しています。凹凸により、重ねてもズレにくいので実は裁断しやすい。枚数を重ねても裁断機で楽にカットできます。
「座・気まま」でよく使用される生地、ツムギクロス。
柔らかくて、凹凸もあまりなく、薄くて丈夫な生地です。でも重ねると地の目がズレやすいです...。
ちょっと特殊な生地ですが、tetra Grande Kokeに使われている生地は、
しっとりと柔らかく、少し厚みもある生地です。重ねた時に「くっつく」感覚なので、ズレにくく、裁断はしやすいです。
普段、生地を扱っていると、手からいろんな感覚が伝わってくるので、とても興味深いです。
大東寝具工業/宮田