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ねむりとくつろぎで、健康に。大東寝具工業
 

社長ブログ

こんな感じ

休日の縫製工場を訪問して打合せ

澄み切った空気の中で、しんと静まり返った縫製場

時間がとまったような、この空間が大好き。

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目的は、新しい製品についての意見交換と打合せ

兎に角、プロトタイプの完成を目指す。

お天気の話から始まって、試作サンプルを前にしての本題へ

「じゃ、やりましょか。」

「これなんやけど。こういうときに、こんな感じで使ってもらえるようにしたいのと、、」

「そう考えると、ここをこうして、こう仕上て、、こんな感じに、、」

「そうすると、ここがこんな感じになるので、まずいよね、、、」

「それは、使いにくいなぁ。あかんなぁ。」

「じゃぁ、こんな感じに、こう縫ったら、どうかしら。」

「それは、ミシンのセッティングが難しいなぁ、、、そうか新しいミシンがいるなぁ、、」

「それに、ここの留めをどうするかも考えた方がいいよ。」

「それ、いるかなぁ、、逆に、こんな感じの方が良いのじゃない?」

"こんな感じ"という簡単に表現できる、しかし曖昧な言い回し連発の2時間。
そんな感じでなんとか方向性を見出す。

次はパターン化するときにみえてくる問題の対処をしながら実物の縫製へ。

以降、これらの繰り返しを何度か行う。


こちらでは、生地の延反と裁断

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週明け一番にかかる縫製のために、前工程の延反と裁断は休日返上。

奥にみえる白いのが生地、これを延反機で製品の型に合せて広げ、たたみ重ねて裁断を行う。

手前は、裁断型。所謂、製品のパーツ図面。

延反機でたたみ重ねた生地の上に、これをセットして。描かれているパーツを切りだしていく。

描かれているのは、色々な形をしたパーツ群。縫製されて完成すると、あるホームウェアになる。

生地のくせを配慮して、生地ロスの無駄を少なく、効率良く裁断するための配置。


職人技が光る。
 

ここには、”こんな感じ”という曖昧さは既にない。

"こんな感じ"だけでは、今どきのものづくりによる製品は完成しない。

ものづくりのスタートの"こんな感じ"をカタチにするのが職人の腕と技。

昔は、"こんな感じ"という表現だけで、ものづくりできるマイスターが沢山いた。

新しい職人像の探究と、なり手の発掘と養成は両輪の輪で、待ったなし。


喜んでいただける製品が出来ますように。


”こんな感じ"で、冷たい空気がキュンとした縫製工場での打合せを終える。

                                 大東寝具工業/大東利幸

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