寒い夜の眠りのために
- 2010.02.10 (Wed)
2月4日の立春を過ぎ、二十四節気の暦上では春
ちなみに、春という季節は、
同じく立夏の前日、つまり5月4日までにあたる
と言っても、寒さ未だ厳しく
三寒四温というところまではいかぬ
今日は、
寒い夜に、如何にスムーズに入眠して快眠するか
ということについて少し触れたい
先ずは、睡眠に理想的な寝室の温度、湿度環境
というものを知っておこう
それは、室温16-26℃、湿度は50-60%程度
これを指標にしていただきたい
特に、冬季において許容される下限は
室温13℃、湿度50%前後という数値が永年の研究により示されている
ちなみに、理想の寝床内環境(理想の寝具内部の物理的環境)は
敷布団と背中が接する部位で
温度33±1℃、湿度50±5%程度という数値
つまり、冬季において、寝室が下限の室温以下の環境で
且つ、快適な入眠と睡眠が得られない際には
寝室環境自体の見直しか
寝具の見直しか
或いは両方の見直しが必要ということですよ
入眠のメカニズムは別の機会にご案内するとして
冬場の眠りは、ムレ過ぎずに、暖かい寝床となる
理想の寝床内環境(33±1℃、50±5%)づくりを意識する事
などとは簡単には申せぬ
たまには、寝床の中で、
デジタル温・湿計を懐に抱いて眠るのも良いかも知れんが
普通、そんなことしないしね
ただ、快眠のための
理想の寝室の環境と、寝床の環境があるということだけでも
知っておいて損はございません
かくいう自分は、時々心拍計して寝ることあり
さて、そんな冬場の寝具について一考
今や、日本人の冬の眠りの必須アイテムとなった羽毛布団
良質な羽毛布団は、軽くて、とても暖か
(あくまでも、ある一定以上の品質の羽毛布団です
一定以下品質の製品は、それ以前に多々課題問題があります)
しかし、良質な羽毛布団と言えども、その最大の弱点は
ダウンの噴出しを抑える仕様の生地を使用するために
透湿性が一般的には低い
簡単に言うなら、通気性が悪くムレ易い ということ
これを解決しなければ、良い睡眠はできません
そして、ヒトが一番無防備であるである人生の1/3の時間
直接的に身体が触れることも考慮して
良質な羽毛布団にコットン素材のカバーをセッティング
更に、毎夜の環境の違いや季節環境の差を調整するために
毛布や薄掛けなどのケット類を使いこなしていただきたい
例えば、ご利用者からのこんなお声
『以前夏用に購入したのですが、冬も毛布の代わりに使用し、
本当に暖かく眠る事ができます。大満足なんで、家族用に購入しました。
気楽に洗濯できるのも良いですね。』
とは、大東寝具工業のガーゼケットへのご感想
素材は、和晒という方法で丁寧に綺麗にしたコットン100%ガーゼ
これを5枚重ねて、裁断縫製して仕上げて
コットンの良さを引き出しながら、寝床内環境を整え、調整するための
空気層を確保したのが、このケット
夏は、一枚でお腹の上に掛けて寝冷え防止
洗濯すればするほど、風合いが良くなり、洗濯も気軽に行える寝具なのだ
冬の快眠のために、一度お試しいただきたい。
大東寝具工業/大東利幸