翻古為新
- 2008.08.23 (Sat)
京都市ベンチャービジネスクラブの8月例会
洛西は桂坂の京大桂キャンパスは
京都大学ローム記念館へ
講壇の向うに京都市内を一望
今どきの聴講席は
一席毎に電源ブースと
防寒用のヒーターまでもが設置されている
国際的な学会や会議が想定されているので
これ位、当り前かと思いつつ
参加者一同連発 すごいな、贅沢やなぁ
折角なので屋上に上がらせていただく
麓の洛西の竹林の向うに広がる京都市内と東山
反対側の東山の将軍塚から見る京都市内よりも眺めが良いです
南部も充分に視界内
日本電産や京セラの本社ビル、我らが桃山城までばっちり
この後、同じホールで
織物美術家の龍村光峯さんから
美術織物についてのお話を伺う
龍村さんは、錦織の第一人者
作品は京都御所の京都迎賓館の主賓室にも
納められている
同じ繊維でも、僕らは快適に使って頂いてなんぼのもの
消費用と芸術美術では、
そんなに共通することはないやろと思っていましたが
龍村さんのある話には圧倒されました
繊維業界に居るので
龍村さんのモノづくりへのアプローチ
そして、その深み、厚みが重たいほど感じられます
龍村家に伝わる
翻古為新という言葉があるそうです
ほんこいしん、と読みます
温故知新と翻古為新
きっと、その絶妙なバランス感覚の中から
作品が生れてくるのでしょう
龍村さんのお話、そして、この場所
正に、温故知新と翻古為新。
大東寝具工業/大東利幸