夏はカルピス
- 2008.08.02 (Sat)
冷蔵庫を開けると
紙パックのカルピスが入ってました
夏と言えば、カルピスの思い出
中学の剣道部、夏休みの練習
中学高校が一緒という環境と
剣道場は校内に一つしかない
故に中学生は高校生と一緒に練習する環境
他の屋外系運動部とは大きな違い
これには、中学3年間恨みました
つまり中学1年生の上には、5学年もの先輩たちの存在
年齢で言えば13才と18才、子供とオッサン
そんな環境で一緒に練習
練習が一緒ということは
試合や合宿、その他の行事、全て行動を共にさせらる
そして、主に、中学1年と高校1年には
多くの試練とハードル、使い走り、シゴキやら儀式があります
夏休みの練習期間の恒例は、
練習後にゴクゴクあおる
でかいヤカンに、でかい氷が入ってキンキンに冷えたカルピス
勿論、中学1年が用意します
駅降りて、普通でも20分歩いて学校へ行く前に
ぐるっと遠回りして、40分もかけて
わざわざ氷屋さんに氷を買いにいくのです
おばちゃん、氷二貫目頂戴、って
中学1年の、まだまだ子供みたいなのが40分もかけて
氷一貫目約4kg、計8kgを当番二人でえっちらほっちら
その上、学校は丘陵地、その丘の上
カルピス自体も、
中学1年の家庭のお中元をフルに献上
一日、でかい瓶が二本ですから
学校に着くや、匂う胴着に着替えて
氷をかち割って、ドボドボとカルピス入れて
ヤカンカルピスを用意
道場の手前の通路に、ヤカンを並べて終了
風の通らない、蒸し風呂のような道場で練習が始まり
秋には高校の先輩たちの
インターハイとか、何とか大会とか試合が目白押し
そのため、信州方面で行われる合宿をピークに
夏休みの練習は超ハード、いやぁなOBもやってきます
中学1年なんか、えらいトバッチリ
ついでに、しごかれたりします、ほんとについでって感じ
練習が終り、面を外し
整列正座して、黙想、、終了
先輩たちは、既に
カルピスをヤカンの口から煽っています
勿論、高校3年生から順番に
あぁ?、無くなるぅ?と思いつつ
勿論、声に出せるわけがなく
ただ、ひたする順番を待ちます
ゴクゴクなる喉と、カランカランという氷の音
後片付けと掃除をしながら耐えます
汗でドボドボになった胴着と袴がまとわりつく
あぁ、まだか、、
そして、ようやく、中2から、廻されてきた
残り少ない、カルピス。
量を確保するために既に水で薄められてはいても
最高に旨かった
そんなことを思い出しながら
ゴクゴクのむカルピスは旨い
瓶からパックになっても、白に青の水玉は不滅です。
大東寝具工業/大東利幸