子供の頃、観た映画 (2)
- 2008.12.24 (Wed)
最近、なぜか映画漬いている
ということでもないのですが
印象深き、子供の頃に観た映画
今日は、1968年のフランス産フィルムノワール
アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンの「さらば友よ」
小学校3年生当時、東映まんがまつりと
ゴジラ映画を親としか行ったことが無かったが
アラン・ドロンがヒーロー、
それにフレンチ・ヌーヴェル・ヴァーグ好きという
非常にませた天才肌系のクラスメイト西川君から
僕たちだけで映画を観に行こうとお誘いを受ける
誰もがウルトラマンの年頃に
ヌーヴェル・ヴァーグだなんて
訳の判らないこと言ってる西川君
なぜ、僕なのか という疑問も残ったが
結局、親の許しを得
ドキドキしながら、初めて大人の手を借りずに
映画館で観た映画が「さらば友よ」
初めての劇場版洋画、初めての字幕映画
煙草の煙が立ちのぼる大人ばかりの映画館
しかし、この濃い映画自体に引きずり込まれた
映画に行く行為、映画の内容、、色々な意味で、
僕の人間形成に大きな影響を与えたものの一つでもある
その後も映画のことを沢山教えてくれた西川君とは
小学校を卒業してからは一度もお会いしていない
今なら、映画について
少しは共通の話題で話が出来るだろう
今から思えば、ジャン・コクトーや三島由紀夫の作品に
スパイスのように出てくるような少年のようだった西川君
どんなオヤジになっているんだろう。
大東寝具工業/大東利幸