誤嚥性肺炎対策に傾斜寝姿勢サポート枕
- 2024.09.02 (Mon)
- 睡眠
現在、62歳。ここのところ、身体の機能や動き、感覚などについて、
小さいけれど、今までに感じなかった違いを感じることがある。
例えば、普段から歩くのは速い方であると自負していたが、
急ぎ足で歩いているのにも関わらず、最近は、どんどん後ろから追い越されてしまう。
確かに、数十年間、通い慣れてる自宅と最寄り駅間の所要時間も1分以上遅くなっていて元に戻せない。
自転車に乗っても、心拍数を上げる前にへたってしまうし。
食事をすると咳き込むことがあったり、痰がからんで声が出にくかったり、
声変わりか、と思うような喉の突っ掛かりを感じたりして、
これって、誤嚥か?喉や口腔機能のフレイルの始まりか?
というような場面が生じるようになってきた。
そんなことを気にするようになった、8月も終盤のある日、
京都市内の介護老人施設ぬくもりの里の施設長 宮原忠夫先生から
一通のお便りをいただいた。
永年、介護の現場で、誤嚥性肺炎予防にお取組みになってこられた
その研究結果レポート「肺炎予防:ベッドの頭側を挙上して眠りましょう」と共に。
誤嚥性肺炎には、食事中に食物などを誤嚥する押し込み誤嚥によるものと
唾液や口腔内の貯留物などを呼吸とともに誤嚥する吸い込み誤嚥があるとのこと。
特に、高齢者の誤嚥性肺炎の多くは、夜間の睡眠中に繰り返されている呼吸に伴う
吸い込み誤嚥=睡眠時誤嚥によって生じるとのことで、
ご本人はそれを吸い込み肺炎と呼ばれている。
ご本人がお取組みになられているのは、
その睡眠中に生じる誤嚥性肺炎である吸い込み肺炎の予防対策ということ。
肺炎の発症にも睡眠が大きく関わっているとは!
その重要な予防対策として、睡眠中の喉に生じる唾液や胃食道逆流物などの貯留を防ぐために、
下図のように、寝床(ベッド)の頭側=上半身を傾斜角10〜30度の角度に挙上して眠ることが重要という。
これって、私自身の逆流性食道炎対策がきっかけで開発した
大東寝具工業の逆流性食道炎対策 傾斜寝サポート枕が提供する寝姿勢に通じる。
今回の経緯として、誤嚥性肺炎予防にお取組みの宮原忠夫先生が、
当社の傾斜寝サポート枕をお知りになられ
当社製品の誤嚥性肺炎予防への有効性について、ご自身の研究を役立ててくれればという思いで
この2024年8月の終盤にコンタクトをいただいたというもの。
当社の開発した製品が誤嚥性肺炎予防にも役立つとは!
開発者冥利につきるぜ。
丁度、誤嚥フレイルの兆候を感じていた自身、今日からモニタリング、いや予防の開始だ。
大東寝具工業 大東利幸