殿様枕症候群
- 2024.10.07 (Mon)
- 睡眠
先週末の日本経済新聞の土曜版、プラス1の連載コラム”元気の処方箋”は、
殿様枕について書かれていたので眼が引っ張られた。
高い枕が脳卒中に繋がる特発性椎骨動脈解離という病気の一因となっているという。
丁髷のカタチを潰さないように、枕は高くて硬くなった。それが殿様枕だったわけだ。
現代にあって、殿様枕を使っている方はいないと思うけど、
このコラムをご担当された、
横浜市立みなと赤十字病院めまい平衡神経科部長の荒井基洋さんらの研究チームによると
首が大きく曲がる寝姿勢がリスクとなるので、適切な枕を選ぶことを期待されている。
これに加えて、めまい症の代表格である、
良性発作性頭位めまい症も枕と関連があるとのこと。
実際に、お客様から、めまい症での枕のご相談も多くなっている。
荒井基洋医師によると、めまいが起こりやすいのは、
夜、床に就く時。と、朝、起き上がる時。
頭部を動かし、頭部の位置が変わるタイミングなのだろうね。
予防として、
枕だけを高くするのではなく、上半身全体を高めにすると良いとのこと。
本来、私自身の逆流性食道炎がきっかけで、
専門医の支援をいただいて開発した傾斜寝姿勢サポート枕がお役に立つ。
8月には、誤嚥予防にも効果的というご意見をいただいたばかり。
その内容はコチラ 誤嚥性肺炎対策に傾斜寝姿勢サポート枕
いずれも枕の高さにまつわるトピックス。
眠りについてのお悩みや課題は人それぞれ、千差万別。
私たちは、眠りと寝具についてのそれぞれのお悩み、課題解決のお手伝いを通じて、
世界を元気にすることに取り組んでいます。
大東寝具工業 大東利幸